廃人

廃人

廃人(はいじん)とは、病気や障害など様々な事情で普通の人間生活を営めない者とされる。蔑称であるため、使用に注意すべき語である。適切な言い換えとしては、無闇に一括りにしない、各々の症状や状態の名称が用いられる。 戦前においては、戦病や戦傷により兵役を免除された者を「廃兵」と称した。この名称はパリの「オテル・デ・ザンヴァリッド(廃兵院)」などに残っている。 廃人と一般に呼ばれる場合、その多くは健常者と比較して、著しく社会性が損なわれている場合を指す。特に差別的要素が強いため、薬物中毒(アルコール依存症を含む)により精神が破壊ないし活動が阻害されていたり、正常な社会活動が困難な状態を指す場合に使用される。 廃人という言葉は古くから用いられたようで、以下のような原因により正常な社会生活を営めなくなった存在として扱われた。その一方でこれらの人々が穢れや恥であるとして、日本では座敷牢や土牢といった牢獄で監禁状態に置かれていたケースも少なからずあった。 事故で重大な損傷を負った者(頭部・脊髄への深刻なダメージ) 精神疾患や感染症による精神活動への影響 覚醒剤や阿片などの薬物の乱用 一酸化炭素などによる中毒現在でこそ、それらの監禁が人権蹂躙であるとして忌避されるようにはなって来てはいるものの、認知症の老人を預かる特別養護老人ホームや、精神性疾患のある者を保護している精神障害者保護施設への周囲の偏見は根強い。

BY WIKIPEDIA