顎関節脱臼

顎関節脱臼

顎関節脱臼(がくかんせつだっきゅう,dislocation of the temporomandibular joint)は、顎関節すなわち顎の関節の脱臼。顎関節を構成する下顎骨と側頭骨の正常な相対位置関係が失われ、生理的な運動範囲を逸脱し、顎運動に機能的障害が起こった状態をいう。「顎が外れた」と表現されることが多い。 顎関節の構造と運動 顎関節は下顎骨と側頭骨の関節である(fig. 2において下顎骨は水色、側頭骨はオレンジ色でそれぞれ示される)。下顎骨の後上方は二股になっており、後方の突起の先端(下顎頭)が側頭骨の凹み(下顎窩)にはまり込んでいる。また下顎窩前方には盛り上がりがあり、これを関節結節と呼ぶ。 顎関節の開口運動には受動的開口と能動的開口の2種類がある。 受動的開口 ぼんやりと口を開けた状態。下顎頭は回転運動のみ行う。 能動的開口 意識して口を大きく開けた状態。下顎頭は回転運動とともに前方へ滑り運動を行い、関節結節の下まで移動する。すなわち顎関節は正常な開口運動でも不全脱臼を起こした状態になる。

BY WIKIPEDIA